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2021.01.22パーソナルスペースとは何か?正しく理解してオフィスを快適な環境に

会議室などで人がまばらに座っており、自由に着席して良い場合、あなたはどの位置を選びますか。
他の人とあなたが座る距離は「パーソナルスペース」が影響しています。
パーソナルスペースを理解することで、職場の人間関係もスムーズになりますし、オフィスのレイアウトにも役立ちます。
この記事では、パーソナルスペースとは何か、パーソナルスペースの種類や、職場での活用法について解説します。

パーソナルスペースとは何か

パーソナルスペースとは心理学の用語で、他の人と自分との心理的な距離のことです。
人それぞれパーソナルスペースの大きさは異なり、パーソナルスペースが狭い人は他人との距離が近くなります。
家族や親しい友人とのパーソナルスペースは通常狭く、近くに寄っても不快に感じません。
一方で赤の他人とのパーソナルスペースは広く、距離が遠くなります。
相手と自分との関係性や心理状態によって、パーソナルスペースは変わります。

職場でのパーソナルスペース

パーソナルスペースの広さは、主に4つに分けられます。
職場の人間関係や取引先との関係でパーソナルスペースを使い分けることで、コミュニケーションを円滑に進めることが可能です。
それでは、米国の文化人類学者エドワード・T・ホール氏の分類とともに、職場での活用法について見ていきましょう。

公共距離

相手と自分との距離が、3.5m以上から7m、またはそれ以上のゾーンです。
スピーチする人とその観客など、直接的な関係のない人同士に適する距離です。
講演会やセミナーを開催する時に、この距離を意識した椅子や机のレイアウトにすることで適切な距離が保たれます。

社会距離

職場のメンバーや取引先の担当者との関係で活用できるパーソナルスペースが、社会距離です。
その範囲は、1,2m〜3.5m以内とされています。
目安として、机越しに相手と対話する距離を意識して会話を心がけるとよいでしょう。
また初対面の場合や面接を行う場合は、2m以上3m以内が適するとされています。

個体距離

相手と自分との距離が、45cmから1.2m以内のゾーンを表します。
友人や親しい同僚が当てはまり、相手に手を伸ばせば届く距離が目安となります。
注意点として、相手が異性の場合は警戒心や不快感を与えるリスクがあります。
職場でのトラブルを回避するためにも、個体距離を意識してコミュニケーションをとりましょう。

密接距離

相手と自分との距離が、0から45cm以内のゾーンを密接距離と呼びます。
職場では適していないパーソナルゾーンで、家族や恋人などの限られた人のみに当てはまる距離です。
相手が不快と感じやすいパーソナルスペースのため、トラブルを回避するためにも相手に不用意に近づきすぎないようにしましょう。

性別や性格で異なるパーソナルスペース

職場での人間関係をより良くするためにも、相手のパーソナルスペースを理解しておくことが重要です。
ここからは、男女のパーソナルスペースの違い、性格でわかるパーソナルスペースについて詳しく見ていきましょう。

男女では女性の方が狭い

女性と男性では、パーソナルスペースの形と距離に違いがあります。
女性では、直径1.2mの範囲で正円にパーソナルスペースが広がっています。
一方で男性は、前、後ろ、左右でそれぞれに距離が異なります。
前方は1.5m、後ろは0.8m、左右は10cmとされており、正面から話しかける際は距離感に注意が必要です。

性格でわかるパーソナルスペース

パーソナルスペースが広い人や狭い人は、相手の性格である程度の予測がつきます。

パーソナルスペースが狭い人の性格

人と一緒にいることが好きで、大勢の仲間とワイワイしているような社交的な性格の人はパーソナルスペースが狭くなります。

パーソナルスペースが広い人の性格

反対に人見知りで、1人や少人数で何かをすることの方が好き、繊細で神経質な性格の人は、パーソナルスペースが広くなる傾向にあります。

オフィスでの活用法

オフィスのレイアウトは、適切なパーソナルスペースを意識したものにしましょう。
しかしオフィスのスペースが限られていたり、一時的な従業員の増加などがあったりと対応が難しい場合もあると思います。
そのような場合は、オフィス用品の活用やワークスタイルを変えることで解決できます。
プライベートな空間の確保として、デスクの間にアクリル板などで個別に仕切りを作ると良いでしょう。
最近注目を集めている新しいワークスタイルで、自由に自分の机を選んで仕事ができる環境にするのもオススメです。
働く従業員が「先輩や上司の視線が気になって集中できない」「距離が近すぎてストレスに感じる」といったことが起こらないように工夫しましょう。

まとめ

パーソナルスペースは目に見えないため、知らず知らずのうちに相手に不快感を与えている可能性があります。
相手の適切な距離に必要以上に入ってしまうと、ストレスや心拍数の上昇を引き起こし、仕事の効率が下がることもあります。
仕事の生産性を上げるためにも、社会距離のパーソナルスペースを意識したオフィス作りが重要になります。

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