東京都港区のNo.1オフィスデザインのお役立ちコラム

No.1オフィスデザインのお役立ちコラムを随時
掲載していきます。

2021.01.22有線LAN配線工事とは?工事内容や費用相場を知っておこう

社内でインターネットを使用していて、さらに別の部屋にもインターネットを増設したい。
そんな時に、有線LANの工事が必要となります。
例えば、会社のオフィスで、1階から2階へ有線LANを配置する場合、どのくらいの費用がかかるのか気になりますよね。
この記事では、LAN工事の基本的な知識と有線LAN工事の費用相場について詳しく解説しています。

有線LAN工事とは?工事内容や費用相場を知っておこう

LANについて理解しよう

そもそもLANとは何なのか。
そう考えている人のために説明すると、LANとは「local area network」の略で、インターネットなどのデータをやり取りできるネットワークです。
LANには、ケーブルでインターネットに接続する有線LANと、電波を飛ばしてインターネットに接続する無線LANがあります。

無線LANの特徴

電波を飛ばすことでインターネットに接続できるため、配線が邪魔になる煩わしさがありません。
電波の範囲内であれば、容易に新しいパソコンを増やすことができます。
しかしデメリットもあり、有線LANに比べて通信速度が遅かったり、通信が不安定になったりしがちです。
また、パスワードが分かれば誰でも接続できるため、セキュリティの面で不安があります。

有線LANの特徴

電波がケーブルから直接届き、インターネットの速度が安定しています。
線でつなぐタイプのため、第三者によって勝手にインターネットに接続されるリスクがありません。
無線LANに比べて、通信速度が速いメリットがあります。
一方で「ケーブルが通路の邪魔になる」「絡まって雑然としてしまう」など、線の扱いが大変という欠点があります。
さらに、LANケーブルでつながなければインターネットが使えないこと、別の部屋で使うためにはLAN工事が追加で必要になるなど不便な点があります。

有線LAN工事費用の相場

「ルーターから毎回ケーブルを引いて抜き差しするのが面倒」「無線LANの接続が悪く、届かない部屋がある」といった場合に向いているのが、有線LAN工事でLANを増設する方法です。
有線LAN工事費用は、5万円〜10万円が相場となっています。
費用に幅があるのは、配管のあるなしによっても費用が変わってくるからです。
配管の有無にそれぞれの工事費用について、詳しく見ていきましょう。

配管がある場合の有線LAN工事

もともと屋内にインターネットが接続できる配線が設置されており、それを利用することで容易に有線LAN工事が可能なパターンです。
コンセントから有線LANケーブルを引いて設置することで、すぐに有線LANでネットにつなぐことができます。
ケーブルの本数や部品によっても多少費用が変わりますが、作業人数も1人で対応できるために費用が安く済みます。
作業員の出張費とケーブルなどの部品代込みで、4万円〜5万円くらいが目安となります。

配管の有無の見分け方

1階だけではなく2階のオフィスにも電話を設置して使用している場合は、配管が建物内に通っている可能性が高いです。
また、コンセントにLANという表示のある場合も、建物内に配管が通っています。

配管がない場合の有線LAN工事

配管が通っていない場合は、2種類の方法があります。

ケーブルを延長して2階までひく方法

1つ目は、インターネットルーターからケーブルを延長し、部屋の内部の壁に這わせて有線LANを2階までひく方法です。
建物に穴をあける必要はありませんが、配線やケーブルが部屋の内部にむき出しになるため、見た目の印象は良くありません。
さらに延長するケーブルの長さも長くなるため、その分費用も高くなります。

ケーブルを一旦建物の外に出す方法

2つ目は、インターネットルーターのケーブルを一旦建物の外に出し、つなぎたい部屋の外から内部に接続する方法です。
ケーブルの長さを最短でつなげることが可能ですが、壁に穴をあける工事が必要となります。
賃貸の場合は、管理会社への確認が必要となります。
部屋の外側にケーブルを設置するため、屋内の見た目は良く、歩行の邪魔になりません。
さらに最短でつなげることができるため、ケーブルなどの部品費用が少なく、屋内からつなげるよりも費用は安くなる可能性が高いです。

屋外から有線LAN工事する場合の費用

1階から2階への高所作業と壁の工事の必要性から、作業人数が増えます。
さらに屋外専用の耐久性の高いLANケーブルや防水カバー、壁へのビス止めなど部品も増えるため、工事費用が高くなります。
作業員の出張費とケーブルなどの部品代込みで、8万円〜10万円くらいが目安となります。

まとめ│有線LAN工事はDIYするよりも専門業者へ

有線LAN工事はLANケーブルを延長して、屋内で壁に沿わせて設置する場合は個人でも簡単にDIYで行うことができます。
しかし、オフィスの見た目や利便性を考えると壁の外側や床下に設置した方が良いでしょう。
床下から工事するのは費用がかかりますし、屋外から設置する場合は2階建てなら作業に危険が伴います。
快適にインターネットを利用するのであれば、プロに依頼する方が安全で確実です。

関連記事