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2021.01.19LAN配線工事とはどのような工事?費用を抑えるポイントは?

パソコンとインターネットの利用が当たり前になった今の時代は、オフィスを開設する際に必ず必要になるのが「LAN配線」です。
すでに十分な環境が整備されているなら工事の必要はありませんが、新たにオフィスを開所したり、移転したりする場合は、必要になる可能性も。
ここでは、「LAN配線工事の方法」「LAN配線工事にかかる費用」などについて詳しく解説します。

LAN配線工事とはどのような工事?費用を抑えるポイントは?

そもそもLAN配線ってなに?

今やオフィスでなくても一般家庭にも当たり前にLAN配線が整備されていることから、LAN配線についてご存知の方も多いでしょう。
「LAN」とはローカルエリアネットワーク(Local Area Network)を略したものです。
狭い敷地内、つまりオフィスや自宅などの限られた空間で、通信機器を使用してデータをやり取りできる環境のことです。

具体的には、パソコン同士、複合機などを接続し情報のやり取りを行うために使われるもので、「LAN配線」は、LANを使用してインターネットを使えるようにするための配線のことです。
現在はほとんどのオフィスでインターネット接続ができなければ仕事にならない状況です。
そのためLAN配線は会社にとって必須アイテムとなっています。

LAN配線には「有線」と「無線」がある

LAN配線には「有線LAN」「無線LAN」の2つの種類があります。
その字の通りに、有線LANはケーブルを使ってパソコンなどの通信機器と接続する方法で、無線LANはケーブルを使用しません。

今では多くの方が利用している「Wi-Fi」も無線LANの一つ。
電波が届く範囲であれば、ケーブルなしでインターネット接続して通信機器を使用することができます。
ただし、有線LANに比べるとどうしても通信速度が遅くなったり、通信接続が不安定になるデメリットが生じます。
また、セキュリティ面でも不安要素が多くなります。

ご家庭でパソコンを利用する場合は、機密データなどがないことから無線LANだけに頼ってもさほど問題ではありませんが、現実的に大きな会社では有線LANが多用されるケースが多くなっています。

LAN工事の方法と注意点

すでに建てられているオフィスであれば、ほとんどの場合、各部屋にLAN配線がなされています。
しかしオフィス内では、パソコン以外にもたくさんの通信機器を使用するため、既存のものだけでは足りないケースも珍しくありません。
そうなるとLAN配線工事が必要になるわけですが、LAN配線は一般的に壁や床下に埋め込む方法で行われます。
LAN配線工事には「屋内配線、配管を使用する」もしくは「新たに配管を敷設する」などの方法があります。

LAN工事の注意点

社員が数人の小さなオフィスならともかく、オフィス内にはパソコンや複合機など多くの通信機器が設置されています。
LAN配線が増えれば、当然LANケーブルの数も多くなります。
そうなると、もっとも恐れなくてはいけないことは、ケーブルに足などを引っかけて断線させてしまうことです。
有線LANを多用する場合は、工事を行う前に通信機器の位置関係をよく考慮したうえで、きちんとレイアウトしなければいけません。

LAN配線工事は業者に依頼せず、自分で行うことも可能です。
しかし、現在多くのオフィスで採用されているマルチメディアコンセントは、LAN配線と電気コンセントが近くに設置されているケースが多く、作業が大変です。
専門業者に任せる場合は問題ありませんが、素人がDIYでLAN配線工事を行う場合は、電気との干渉を防ぐためにも壁の内部で配線が絡まないように注意しなくてはいけません。

LAN配線工事の費用について

LAN配線工事にかかる費用は、ケーブル1本で4~8万円が相場となっています。
ただし、既存の配管の状態などによって工事の方法が変わってくるため、正確な費用は専門業者に現場を確認してもらわないと分かりません。

工事費用を抑えるポイント

LAN配線工事を業者に依頼した場合にかかる費用には、人件費の他に材料費が含まれています。
工事に使用するのはHUBやLANケーブルなどですが、これらを家電量販店やネット通販などから自分で購入して用意することで、費用を抑えることができます。

それよりも有効な方法は、できるだけ多くの業者から相見積りをとることです。
業者によって施工費も材料費も異なりますし、中には出張費を徴収する業者もあります。
また、業者同士を争わせることにより値引きもしやすくなります。

オフィスのLAN配線工事はプロに任せよう

電気工事を行うためには「電気工事士」などの国家資格が必要となりますが、LAN工事を行うのに特別な資格はいりません。
そのため、自宅のLAN配線工事をDIYで行っている方がいることも事実です。
ただし、オフィスのLAN配線工事はプロに任せるべきで、以下にその理由を紹介します。

システムに不具合を起こす可能性が高くなる

ネットワークやセキュリティ対策に対する知識が豊富な社員がいる場合は別ですが、中途半端な知識で配線工事を行うと、最悪オフィスのシステム全体に不具合が起きる可能性を高めてしまいます。
特に一からの配線工事を行う場合や、工事内容が複雑なケースでは、ネットワークを構築できないだけではなく、重大な事態を引き起こしてしまう可能性もあります。

レイアウトや見た目が完璧

上手に配線ができたとしても、素人が行う工事では「LANケーブルをまとめただけ」「モールを利用して隠しただけ」というケースが多いのが現実です。
その点専門業者であれば、これまでの豊富な経験と知識を活かして、ベストなレイアウトをしてもらえるでしょう。
また、配線をキレイに隠してもらうことができます。

アフター体制や保証が万全

DIYで施工した場合は、不具合があった場合はすべて自分で対処しなければいけません。その点専門業者に工事を任せた場合は、アフターフォローも保証も充実しています。
何か困ったことが起きた場合も相談できるので、安心感もあります。

LAN配線工事が必要な際に「できるだけコストを抑えたい」と考える方が多いと思いますが、後々トラブルが発生すると大変です。
DIYではなく、オフィスの配線工事に精通した業者に任せるようにしましょう。

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