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2020.03.06200vのコンセントをオフィス工事で配線するには?

オフィスは一般家庭と違い、大きな電圧が必要な業務用電気製品を使う機会が多いです。
そのため、単相100vだと業務用電化製品やオフィスレイアウトでコンセントの位置で考えなくてはいけません。
コンセントの増設をオフィス工事でするのもいいですが、配線を通すために壁や床材を剥がすなど、時間と費用がかかってしまうでしょう。
そこでオフィス環境を快適にする方法が、100vから200vコンセントへ変更する工事です。
今回は、200vコンセントへオフィス工事をする方法や費用などについて、解説します。

200vのコンセントをオフィス工事で配線するには?

200vコンセントの配線でオフィスの作業効率が高まる

オフィスを含め一般家庭も、基本の電圧は100vです。
200vコンセントへ変更することで、電圧は今までの2倍になるため、オフィスの作業効率は確実に高まるでしょう。
例えば、オフィス用コピー機は200vのため、電圧が対応したコンセントを使用しなくてはいけません。
業務用電化製品を使うオフィスであっても、コンセントは100vであるケースが多いです。
200vコンセントを使うためには、一定の場所にしか設置できず、コピー機が使いづらいなどデメリットが出てきます。
200vは100vより電圧が2倍に増えますが、1回あたりの電流が少ないため一度に複数の電化製品を使えます。
電圧を気にせずに作業できるため、ストレスなく業務が進むでしょう。

200vコンセントは単相3線式の配線で使用できる

200vのコンセントを利用するには、「単相3線式」の方法でおこないます。
100vと200vが一緒に使えるように、3本の電線を使い分けて利用するため、より安全性の高い配線です。
また、オフィスは単相3線式が利用されるケースが多く、分電盤まで配線が届いているので大掛かりなオフィス工事をしなくても大丈夫です。

200vのコンセントの配線方法に注意

オフィスに新しい機器を導入する際、コンセントが足りなくなる状況もあるでしょう。
100vから200vコンセントの配線は簡単そうに見えますが、第二種工事士の資格を持つ人しか工事ができません。
電気の知識があるからといって素人が手を出すと、感電や漏電、火災の恐れがあるので気をつけましょう。
また、無資格で200vのコンセントの配線をすると、法律違反にもなります。
200vのコンセントへ配線方法は難しくないとはいえ、オフィス工事は専門業者へ依頼するようにしましょう。

200vコンセントの配線工事費は?

現在のオフィスは、ほとんどが単相3線式です。
築年数が相当古くなければ、コンセントとブレーカーの工事だけで200vコンセントが使えるようになります。
工事費用は5万円程度とそこまで高くはないため、大きなコストにはならないでしょう。
オフィス内に200vの配線工事をしたら、コンセントを使えるように設置しなくてはいけません。
200vコンセントの設置費用は、1つあたり8,000円程度です。
200vのコンセントは100vと違い、コンセントが3つ穴です。
海外の電化製品は3つ穴用のコンセントが多いため、200vコンセントに変更するとオフィス内でも使えるようになります。

200vコンセントの費用は業務計画が重要

オフィスのコンセントを200vに変更する際、コンセント計画をしっかり立ててから工事を依頼しましょう。
200vのコンセントを使用するためには、必ず配線工事が必要となり、費用も発生します。
オフィスによって、社員それぞれのパソコンとスタンド照明、加湿器、スマホの充電器など、業務で使用するコンセントの数が違います。
OAタップを使ってコンセントを利用するケースが多いのですが、業務に支障がないようにコンセント計画はしっかりしましょう。
例えば、次のようなコンセント計画が理想的です。

・工事費用を抑えるために6口タイプのOAタップを設置する
・床に開口パネルを設置してさまざまな場所で電源が確保できるようにする
・水や異物侵入で漏電しないようにシャッター付きコンセントを設置する

業務が集中する場所は、コンセントを使用する数も増えます。
自然とタコ足配線になりやすく、コンセントとプラグの間にホコリが溜まり、火災するオフィスも珍しくありません。
200vのコンセントへ工事する際は、業務全体を把握したコンセント計画が大切です。

200vコンセントの配線工事は数時間で終わる

単相3線式で200vのコンセントへ配線工事をする場合、増設数などによりますが数時間で工事は終わります。
ただ、単相3線式でない場合、屋外から電線を引き込むことになります。
ケーブルの容量が不足していると電線の張替え工事も加わり、大掛かりになるため時間がかかってしまいます。
200vの電源を引き込む場合、電力量計を交換します。
その後、ブレーカーを200v対応のものと交換または設置をしてから、各コンセントへ配線します。
オフィスによっては高所作業なども出てくるので、勤務内容に影響を与えないように工事してもらいましょう。

まとめ|200vコンセントの配線で快適なオフィスワークを

100vと違い、200vのコンセントは快適なオフィス環境へ改善できるでしょう。
業務用電化製品は200vの電圧を使うケースが増えています。
従来の製品と違い、高パワーの電化製品は作業効率が高まり、オフィスにとってメリットが高いと言えます。
電化製品の買い替えや、社員の人数が増えてきたなどでコンセントに困った時は、一度業者へ見積もりや相談をしてみることをおすすめします。

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