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2020.03.01オフィス工事で照明を快適にするポイント

オフィスは照明ひとつで、社員の作業効率や社内全体の雰囲気を変えます。
快適なオフィスを求めて、レイアウト重視になりがちですが、オフィス工事をするなら一緒に照明器具も見直しましょう。
今回は、オフィスの照明器具の種類と特徴、作業効率や快適さを高める工夫、省エネルギーについて紹介します。

オフィス工事で照明を快適にするポイント

 

オフィスの照明器具の種類と特徴を知ろう

オフィス工事を計画する前に、照明器具の種類と特徴を知ることが大切です。
快適なオフィス環境を目指すため、照明計画では「視覚作業」と「職場環境」の2点を重視しなければいけません。
オフィスの照明器具の種類によっては、明るすぎたり暗すぎたりするものもあります。
照明器具によって特徴が異なるため、オフィスに適さない照明を設置してしまうと、快適さを失うでしょう。
まずは、オフィスでよく使われる照明を、「ベースライト」「スポットライト」「ダウンライト」に分けて解説します。

ベースライト

ベースライトは蛍光灯を使った照明で、オフィスでよく見かけるタイプです。
蛍光灯は2本1組で使われるケースが多く、照明を付けた時に反射板により幅広い範囲へ光が行き届くようになっています。
オフィスの照明で使われるベースライトによって、明るさが変わります。

タイプ拡散効果特徴
埋込型蛍光灯・天井に埋め込まれているタイプ

・天井がスッキリして見える

ルーバータイプ・光が直接反射しないため眩しくない
直付型蛍光灯高い・天井から蛍光灯が露出するタイプ

・反射板が上下に光を照らすため明るい

・大掛かりな配線工事が不要

・オフィス工事の費用が安い

オフィス全体がスッキリ見える埋込型蛍光灯は、天井裏の配線や設備によって工事できない可能性があります。

スポットライト

スポットライトは、広範囲ではなく狭い範囲を照射するタイプです。
例えば、オフィスのエントランスのサイン部分や看板など、視覚に印象づけたい時に使用されます。
スポットライトは光を集中して照射するため、作業するデスクには不向きです。

ダウンライト

ダウンライトは、天井に埋め込むタイプの照明器具です。
ベースライトの埋込型照明に似ていますが、蛍光灯はむき出しではなく、カバーが掛けられているのでおしゃれな印象を与えます。
また、ほとんどのダウンライトが筒状の小型タイプなので、オフィス全体の雰囲気が柔らかいイメージになるでしょう。

オフィスの照明は照度で作業効率が変わる

照明をオフィス工事する際、照明器具の種類と一緒に考えてほしいのが照度です。
照度とは、私たちが光を感じる量をあらわす心理物理量です。
オフィスの照明は取り換えるだけで快適になるとは限りません。
作業効率を考えるなら、作業環境に合わせた照度も変える必要があります。
作業環境別に快適な照度を確認していきましょう。

作業環境照度範囲(?x)
階段や倉庫など50~100
廊下やトイレ、エントランスなど100~200
会議室や応接室など200~500
作業するスペース(視作業)300~750

エントランスや廊下など、作業するために長時間過ごさない環境は、作業スペースより低めの照度でも問題ありません。
パソコン作業や資料作成、文書の確認をする主スペースは、作業に大きな影響を与えない照度にしましょう。

オフィス照明の色温度も影響する

オフィス照明は色温度も、社内全体の快適さを変えます。
色温度とは、光の色によって体感する温度のことをいい、リラックスや緊張などの心理的効果があります。

色温度心理効果
白色緊張
オレンジ色リラックス効果

オフィス照明の工事をする際は、エントランスや休憩室など落ち着いた空間はオレンジ色、作業スペースや応接室などは白色にするなど、変化をつけると快適な空間が生まれるでしょう。

オフィス照明で省エネルギーを目指す

経費削減でさまざまなコストカットを計画しているなら、オフィス照明で省エネルギーを目指しましょう。

オフィスの照明器具はLEDへ

オフィス照明を蛍光灯からLEDへ変えることで、大幅なコストカットができるでしょう。
LED照明が流通し始めた頃に比べ、現在は安価な価格で照明工事ができます。
すべてのオフィス照明をLED化する場合は初期費用が心配ですが、長い目で見ると電気代を抑えられ経費削減になります。
LED照明はリースもあるので、一度見積もりを取ることをおすすめします。

オフィスの照明器具の配置を変える

オフィスに「タスク&アンビエント照明」を取り入れることで、作業を快適にしながら省エネが目指せます。
タスク&アンビエント照明とは、吊り下げ照明やスタンド照明のタスクライトと、天井取付けの直接照明や床置きタイプの間接照明のアンビエントライトを組み合わせた手法です。
例えば、作業人数が少ない場所へタスクライト、大人数で作業する場所はアンビエントライトと使い分けることで、業務に必要な最低限の照明で済ませられます。
1人で作業するのに、オフィス全体の照明はムダになるからです。
オフィス照明を上手に使い分けることで、作業ストレスを感じずに省エネを目指せるでしょう。

まとめ

オフィス工事で照明器具を取り換えるだけで、快適さと省エネルギーの両方を実現することが可能です。
オフィスの照明は殺風景なデザインが多いのですが、最近はLEDタイプのペンダントライトやスタンドライトなど、おしゃれな照明が増えています。
せっかくオフィス工事で照明を変えるなら、おしゃれも取り入れて快適な空間を目指してはいかがでしょうか。
オフィスの照明工事は、業者により料金や作業の対応範囲が異なります。
まずは見積もりを取ることをおすすめします。

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