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2021.05.26二重ルーターの確認方法!原因はなに?放置するとどうなる?

最近「外出先から会社や自宅のパソコンへアクセスできない」「ネット接続が遅い、回線が途切れる」などの症状に悩まされていませんか?
さまざまな原因が考えられますが、もしかしたら二重ルーターが原因かもしれません。
今回は、知らなうちに起こりやすい二重ルーターについて、原因や放置するデメリット、確認方法などを詳しく紹介します。

二重ルーターの確認方法!原因はなに?放置するとどうなる?

二重ルーターとはどんな状態?

二重ルーターとは、ルーターが2つ以上ある状態をいいます。
ルーターの役割は、Wi-Fiや有線LANでネット接続するOA機器に、プライベートIPアドレスを振り当てたり、インターネット接続の通信機器であるONUからの情報を使用する機器別に仕分けたりする役割があります。
一般的に、インターネットへアクセスする場合、1台のルーターでパソコンと繋ぐのですが、知らないうちに二重ルーターになっているケースもあります。

二重ルーターになる原因はなに?

二重ルーターの原因はさまざまです。
よくある原因が、次の3つです。

ルーター機能付きのONUを使用

二重ルーターの原因で多いのが、知らないうちにルーター機能付きのONUを使っていたことです。
例えば、フレッツ光のひかり電話を利用していると、多くの人が回線業者からルーター機能付きのONUをレンタルします。
会社内で複数のパソコンでアクセスするため、ルーターを新しく用意して使うと「気づかないうちに二重ルーターになっていた」という状況を作ります。

光電話の契約をしなくても、一部の回線ではルーター付きONUをレンタルしているので、使用時は確認が必要です。

ネットが使える集合住宅に住んでいる

ここ最近、インターネット完備のオフィスビルも増えています。
室内にLANの差込口が設置してあるので、インターネットを使う時はケーブルを差すだけですぐアクセスできます。
すでにルーターが設置してある場合もありますが、「有線でのネット接続は不便だから」と、自社で用意した無線ルーターを使うと、二重ルーターになってしまうので気をつけましょう。

回線の切り替えをした

インターネットの接続スピードを高める目的で、ADSLから光回線へ切り替えをすると、二重ルーターになる可能性が高いです。
ネット接続するには、光信号をパソコンなどが処理できるように、デジタル信号へ変換する役割のモデムやONUが必要です。
2つの機器はどちらも役割は同じですが、信号が違うため、回線を切り替えと一緒に変換装置も変えなくてはいけません。
ADSLから光回線に変更すると「モデム→ONU」に交換するのですが、購入したモデムは基本的に返却不要となっていることが多いでしょう。
そのため、ルーター付きモデムを使ったまま、ルーター付きONUに切り替えた結果、二重ルーターになったというケースもよくあります。

二重ルーターのデメリットは?

二重ルーターでインターネットにアクセスしても、特に問題はありません。
「フィルターが2つ以上に増えるため、セキュリティ強化につながる」という考え方もありますが、デメリットがあります。

通信速度が遅い、不安定

インターネットへアクセスするために、2つ以上のルーターを通るため「サイトページの更新が遅い」「作業の途中でネットアクセスできない」といった症状が起こりやすくなります。
突然、ネット回線が不調になる理由は、最適なネット通信を選ぶ「ルーティング」が、接続するルーターの台数分おこなわれるからです。
ルーター1台なら問題はありませんが、2台以上接続すると、ルーティング回数が増えるので通信速度に影響を与えます

外出先から会社のパソコンなどにアクセスができない

二重ルーターのメリットは、セキュリティ面が強化されること。
逆に「外部からアクセスが困難」なので、外出先から会社や自宅のパソコンにアクセスしたりウェブカメラを見たりすることができません。
インターネットでは、回線接続用のルーターがあるため、2つ目のWi-Fiルーターにはアクセスできないのです。
例えば、外出先からエアコンや照明のオンオフなど、今話題のインターネット接続で操作できるloT家電が使えないので気をつけましょう。

二重ルーターの確認方法

ネット回線がおかしいと感じた時は、二重ルーターの確認をしましょう。
2つの方法で確認できます。

1)ルーターが2台ないか確認(ルーター機能付きなどの確認)
2)ローカルIPアドレス数の確認

まず、ルーターが2台ある場合は、2つとも接続していないか確認してください。
モデムやONUの中には、ルーター機能が搭載されているケースもあるので要注意です。

2つ目は、ローカルIPアドレス数で設置されたルーターの数を確認する方法です。
Windows10の場合、「スタート→システムツール→コマンドプロンプト(右クリック)→管理者として実行」を押します。
実行するとローカルIPアドレスの数がわかるので、2つ以上ないか確認しましょう。

二重ルーターの解消方法は?

二重ルーターの解消方法は、下記の方法で解決できます。

・使用しないルーターの電源をオフにする
・2台目のルーター設置をやめる
・ルーターを買い替える

つまり、2台以上のルーターを保有している場合は、使用するルーターを1台に絞るということです。
二重ルーターはデメリットだけではなくメリットもあるため、あえて2台以上設置するケースもあるでしょう。
しかし、使っているうちにネット回線に不満が出てくることも多いので、高性能の最新ルーターに切り替え、1台に統一化する方法もあります。
ルーターの切り替え、買い替えは、回線業者によってサービスの利用ができない可能性もあるので、十分に気をつけてくださいね。

まとめ|二重ルーターに気をつけよう

二重ルーターはメリットよりデメリットの方が多く、インターネット利用に影響を与えます。
快適なネット環境のためにも、通信速度や接続に違和感がある場合は、二重ルーターの確認をしてください。
「問題を解決できない」「対策をした結果インターネットに接続できなくなった」など、自分で解決できず困った時はプロの業者に相談してください。

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