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2021.02.19スマホでも有線LAN接続できるの?ケーブルの分岐や二股は可能?

多くの方が利用しているスマホことスマートフォン。
もはや手放せない必需品となっていますよね。
スマホは、Wi-Fiによってインターネット接続が可能ですが、有線LANを使っても可能です。

しかしLANポートがないスマホは、有線LANで接続できるのか気になりますよね。
今回は「スマホでも有線LAN接続できるのか」を解説します。
接続可能な方法、メリットやデメリット、ケーブルの分岐や二股についても、併せて紹介します。

 

スマホでも有線LANで接続できるの?

スマホでも有線LANの接続が可能

結論から言えば、LANポートがないスマホでも、有線でインターネット接続を行うことは可能です。
もちろん、Wi-Fiに接続できる場合はわざわざ有線接続しなくてもいいわけですが、環境が整っていない場所もまだまだ多いのが現実です。
今では自宅にWi-Fiルーターを用意して、インターネットを利用している方は多いでしょう。
また、宿泊施設でもインターネット環境を整えているところがほとんどです。

しかし、ロビーやフロントにはWi-Fi環境があるけれど、部屋でインターネットを利用するには
有線だけというケースも少なくありません。
パソコンを持参しているなら、LANケーブルを使って無料でインターネットを利用できますが、LANポートのないスマホの場合は同じようにはいきません。
もちろん通信料がかかってもいいならインターネットに接続できますが、できれば無料で利用したいという方もたくさんおられることでしょう。

スマホを有線LANで接続するメリット

通信料以外にも、スマホを有線LANで利用するメリットがあります。

セキュリティ面で安心

宿泊先の部屋でWi-Fiが使用できる場合でも、それを行うにはパスワード設定を行う必要があります。
「パスワード設定をするから安心」と思いがちですが、そうではありません。
Wi-Fiでは常に個人情報を奪われるなどの高いリスクがあります。

一方で有線LANはスマホとネット回線を直接接続して通信することから、外部から侵入される危険性は極めて低いです。
外出先でも高いセキュリティ性を確保することができます。

通信速度が安定する

パソコンだけではなく、スマホでも無線通信よりも有線通信の方が通信速度は安定します。
さらに通信速度もWi-Fiよりも速くなり、大容量通信が可能になります。
特にスマホを使用して対戦型のゲームを行うときには、通信が込み合って通信環境が悪くなりがちです。
その際、有線LAN利用ではネット環境によりゲームの途中でプレイを妨げられる可能性が低くなります。

使用範囲が限定されるデメリットもある

LANケーブルを使用することによりいろいろなメリットが生まれますが、コードがある分、
使用範囲が狭くなってしまうデメリットがあります。
長いLANケーブルを用意する、ケーブルを延長するといったことで解決できますが、そうするとコードが邪魔になります。

スマホを有線LANで接続する方法

スマホを有線LAN接続するには、専用のアダプタを用いる、もしくはノートパソコンアクセスポイントにする2つの方法があります。

専用のアダプタを用いる

スマホにはLANポートが装備されていないため、LANケーブルをそのままつなぐことができません。
LANケーブルに接続するためには専用のアダプタが必要になりますが、用意するアダプタはAndroidとiPhoneで異なります。
Androidを有線LAN接続するためには、基本的にはOS 5.0以上が必要なので、お持ちの端末がこの条件を
満たしていることを確認しなければいけません。
Android端末を有線LANに接続するには、Android対応のUSBポートへの変換アダプタが必要となります。

一方iPhoneを有線LAN接続するためには、iPhone 5以降のモデルである必要があります。
必要なものは、「Lightning-USB3カメラアダプタ」です。
有線LANへの接続方法は、iPhoneにLightning-USB3カメラアダプタをつなげて、
USB-Ethernetアダプタと有線LANケーブルをつなげます。
Lightning-USB3カメラアダプタは、様々な商品が販売されていますが、上手く作動しないものもあることから、
Appleの純正品を購入することをおすすめします。

ノートパソコンをアクセスポイントにする

専用アダプタがなくても、LANポート搭載のパソコンがあれば、間接的にスマホと有線接続が可能です。
家電量販店などに行けば、パソコンをWi-Fiルーター化するUSBタイプの機器を購入することができます。
また、はじめからアクセスポイント機能が搭載されているパソコンもあります。
出張などが多い方で、これからノートパソコンを購入する場合は、そのような商品を選ぶことをおすすめします。

有線LANケーブルを分岐・二股にして使用することは可能?

有線のLANケーブルでネットワークに接続する場合、「LANケーブル分岐したり、二股にできたりしたら便利なのに…」と感じることもあるのではないでしょうか。
例えば、私用のスマートフォンと仕事用のスマートフォンの2台持ちをしている場合や、スマートフォンとタブレットを併用している場合など、2台同時に有線LANで接続できたら便利だと感じるタイミングがあると思います。
その場合「スイッチングハブ」を使用することで、LANケーブルを二股にすることが可能です。

スイッチングハブとは?

スイッチングハブは、簡単にLANポートを増やすことができる、便利なアイテムです。
個人向けのものは、LANケーブルの差し込み口の数が5~8あり、二股以上に分岐が可能です。
無駄なデータ転送が行われず、通信速度の低下も少ないので、安定したネットワーク環境の構築ができます。

まとめ

スマホを有線LANで接続した経験がある方は少ないかもしれませんが、そうすることでWi-Fiと比べて通信速度が速くなり、セキュリティ面でも安心して利用することができるなどもメリットが生まれます。
また、宿泊先の部屋にWi-Fi環境がなくても、LAN接続することにより通信料を気にしないでスマホを使用することができます。
LANポートがないスマホでもLAN接続は可能なので、興味がある方やこれまで不便を感じていた方は、有線LAN接続を活用してみてください。

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