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2021.06.24アルミパーテーションとは?スチールパーテーションと何が違う?

手軽にオフィスレイアウトできることから、企業の多くが導入しているアルミパーテーション。
パーテーションにはいくつか種類があり、導入する素材によって見た目やコストなど大きく違います。
例えば、アルミパーテーションとスチールパーテーション。
どちらも金属の素材なので、どちらにするか迷う方も多いです。
そこで今回は、アルミパーテーションの特徴やスチールパーテーションとの違いなどを詳しく紹介します。

アルミパーテーションとは?スチールパーテーションと何が違う?

アルミパーテーションとは?

アルミパーテーションは、アルミ素材で作られたポール(支柱)にパネル(板)をはめ込んで壁を作り上げる施工方法です。
アルミはパーテーション素材の中でも軽く、導電性や熱伝導性に優れた特徴があります。
ただ、アルミパーテーションのパネルは薄く、強度を高めるために蜂の巣のような形状をしたハニカム構造の紙を芯材に使っています。
そのため、火に対して弱い性質があります。
また消防法により、高層ビルで可燃ペーパーコアを使用したアルミパーテーションは利用できないので、導入する時は注意が必要です。

アルミパーテーションとスチールパーテーションの違いは?

アルミパーテーションと同じく人気が高いスチールパーテーション、どちらも金属性ですが、性能や見た目がいくつか違います。

アルミパーテーションスチールパーテーション
使用素材アルミスチール
つなぎ目目立つ(むき出し)隠せる
不燃性低い高い
耐震性やや高い高い
断熱性やや高い高い
カラーバリエーションやや豊富豊富
導入の柔軟性高いやや高い
施工期間早い長い
コスト安い高い

アルミパーテーションとスチールパーテーションの大きな違いは、機能性とコスト面です。
機能性とデザインを取るならスチールパーテーションですが、コストや施工期間を重視するのであればアルミパーテーションの方がおすすめです。

オフィスにアルミパーテーションを導入するメリットは?

オフィスにアルミパーテーションを導入することで、次のようなメリットが得られます。

導入コストが安い

オフィスレイアウトの工事は構造によって百万単位のコストがかかるケースも多く、パーテーションを導入するべきか悩む人は多いでしょう。
アルミパーテーションは、導入コストが一番安いのが大きなメリットです。
素材の単価が安価ですし、軽量で設置のしやすいことから、設置費用を抑えられます、
費用は種類によって異なりますが、パネル1枚あたり15,000円からが相場です。
他に組み立て費も発生しますが、パーテーションの中でも軽量なため、あまり大きな請求額にならないでしょう。

施工期間が短い

オフィスレイアウトの工事を業者に頼むと、施工中はさまざまな業者が立ち入るため、業務がスムーズにできないケースがあります。
部分的にデスクを移動したり、機密情報の流出を防ぐために、一部業務をストップしたりと、企業によって大きなデメリットです。
アルミパーテーションは設置の手軽さから、短期間で施工が完了します。
接地面積によりますが、簡単なものであれば1日で終わるケースも珍しくありません。
施工期間が短い分、導入費のコストも抑えられるので、ダブルでメリットが得られます。

デザインが豊富

アルミパーテーションといえば、ポールとパネルがむき出すケースが多く、デザイン性に欠けるのがデメリットでした。
しかし、最近のアルミパーテーションは、パネルカラーのバリエーションが増えており、ポールと一体化して見えるタイプもあります。
例えば、黒のフレームと白のパネルを組み合わせると、メリハリのあるパーテーションへ仕上がります。
カラーの組み合わせ次第で、印象が大きく変わるので、オフィスの雰囲気に合わせて選べますよ。

オフィスにアルミパーテーション導入するデメリットはない?

アルミパーテーションをオフィスに導入する時は、いくつかデメリットがあることも忘れないようにしましょう。

遮音性が低い

アルミパーテーションのパネルの厚みは、ほとんどが3cm前後です。
素材自体が薄く、鉄板の間にペーパーコアを挟んでいるので、他のパーテーションに比べると音漏れを感じやすいでしょう。
遮音性の低さがデメリットですが、導入する時に床から天井までアルミパーテーションを繋ぐ「ハイパーテーション」にすることで、防音性は高くなります。

設置は基本直線のみ

造作壁のように丸みを帯びた曲面壁や部分的にカーブを描くデザイン壁など、柔軟性の高い壁は作れません。
一見、造作壁の方がメリットは高いように見えますが、一度設置すると移動は難しいため、アルミパーテーションの方が長い目で見ると利便性は高いでしょう。

まとめ

アルミパーテーションは、遮音性や防火性の低さがデメリットですが、コストや施工期間の短さなど、導入するメリットがたくさんあります。
防音性や防火性などを高めるために工夫することもできるので、オフィスに導入するべきか悩んでいる時は、専門業者へ相談することをおすすめします。

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