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2022.02.15BYODって何?メリットとデメリットや導入のポイントをチェック

BYODという言葉の意味が分からないという方のために、メリットやデメリットも含めてBYODとは何かを詳しく解説します。
企業がBYODを導入するときに注意すべきポイントについても紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。

BYODって何?メリットとデメリットや導入のポイントをチェック

BYODとは

BYODとは英語のBring Your Own Deviceの頭文字をとった言葉で、個人が私物のスマートフォンやノートパソコンなどのデバイスを会社に持ち込み業務で使用することを指します。
日本では欧米諸国ほどBYOD運用が進んでいませんが、IT化が加速してスマホやPCを誰もが当たり前のように所有するようになっていることから、今後は日本でもBYODを導入する企業が増えていくことが予想されます。

BYODのメリットとデメリット

BYODを導入することにより、企業にもそこで働く社員にも多くのメリットがありますが、一方で複数のデメリットが生じることになります。

BYODのメリット

以下に、BYOD導入の主なメリットを記載します。

コスト削減

BYODでは、企業が業務で使用する全ての端末を用意する必要がなくなるため、コストの大幅削減を実現することが可能になります。
さらに、これまでコストの関係で全ての社員に所有させることができなかった端末を、全スタッフに広げて使用できるというメリットもあります。

また、社員一人ひとりが使い慣れた端末を業務で利用できることから、余計なトレーニングコストを掛ける必要もなくなります。
社員としても使いにくい端末を無理して利用しなくてもよくなることも、大きなメリットと言えます。

端末数の削減

BYODを導入することにより、社員はプライベート用と社用の端末を複数所有する必要がなくなるため、身軽に行動できるようになります。
端末の数を減らすことができれば、持ち歩くバッテリーの数も少なくできて、荷物を軽くできるので、肩こりなどの軽減にもつながります。

複数の端末を持って行動していると、紛失や盗難リスクも高くなりますが、端末数が少なくなるとそれらのリスクを劇的に低下させることができます。
それにより、精神的なストレス軽減にも役立ちます。

業務の効率化を図れる

業務でも使い慣れたパソコンやスマホを利用できることになるため、作業スピードがアップし業務の効率化を図れる可能性も高くなります。
これまでは思い立っても会社に行かなければ仕事ができなかったのに、出先や自宅でも仕事ができるようになることから、時間を有効に使えるようになります。

2022年2月現在でも、新型コロナウイルス感染症の終息がなされていない中、テレワークの必要性が強く訴えられていますが、BYODの導入はいろいろな意味でテレワークをしやすくしています。
業務の場所に縛られない働き方を可能にしてくれることも、BYODの大きなメリットと言えます。

シャドーITを撲滅できる

シャドーITを撲滅できることも、社員にとっては大きなメリットです。
シャドーITというのは、正式な許可を得ていない状況で、社員が勝手な判断で個人使用のパソコンやスマホなどを業務に使用することです。

BYODのデメリット

BYODを導入したことによって生じる主なデメリットは、以下の通りです。

情報漏洩リスクが高まる

BYODの最大のデメリットとして挙げられるのが、情報漏洩のリスクを高めてしまうことです。
どうしても私物のパソコンの使用を許可してしまうと、ウィルス感染やサイバー攻撃などのリスクがアップします。

さらに、私物のパソコンやスマホなどは、第三者によって利用される可能性も高くなり、どんなに個々が注意していても家族には利用を許可しているケースが多いのが現実です。
また、私物のパソコンを業務で使用することにより、プライバシーが社内中に漏れてしまう恐れがあることも、社員にとっては大きなデメリットと言えます。

公私の切り替えが難しくなる

BYODの導入により、プライベートと仕事の切り替えが難しくなるというデメリットも生じます。
これまでは、家に帰れば必然的にパソコンを使って仕事ができなかったことから公私の切り替えが上手くできていたのに、それがなくなってストレスを抱えてしまっている方も少なくないようです。

BYODを導入するときのポイント

BYODを導入することにより、どうしても情報漏洩の危険度を高めてしまうことから、事前に運用方針をしっかり決めておくことがポイントとなります。
しっかりと対策をしながら運用すれば、企業としても個人としても見返りの方を大きくすることができます。

そのためには、私用のデバイスの利用範囲や用途を明確に決めることが重要となります。
社内システムへの接続可否などもあらかじめ細かく設定していれば、リスクを最小限に抑えることができます。
私的な情報と企業の情報が混在しないように、情報の取り扱いについても事前に綿密に決めることにより、個人情報の漏洩リスクも抑えることができます。

まとめ

BYODを導入することにより、コスト削減や業務の効率化を高められるなどのいろいろなメリットを得ることができます。
しかし、BYODには情報漏洩やウィルス感染などのリスクは付き物なので、そのことをあらかじめ理解して運用範囲や用途をしっかり決めることが大事になります。

情報漏洩や情報セキュリティ事故には、企業にとって多大な損失を被ることになる可能性があるため、BYODの導入をしたいけど運用に不安があるという方は、No.1オフィスデザインまでお気軽にご相談ください。

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