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2021.12.24集中ブースとはどのようなもの?その効果とメリットを解説

スペースの垣根がないオフィスレイアウトは、一緒に働く仲間と一体感を持って仕事に取り組めるメリットがあります。
ですが、集中して仕事に取り組みたい、機密情報を扱う仕事がある場合には仕事しづらいと感じることもあります。
そこで注目されているのが集中ブースです。
集中ブースとは具体的にどのようなものか、その効果やメリットについて解説します。

集中ブースとはどのようなもの?その効果とメリットを解説

集中ブースとは

オフィスといえば自席が決まっており、ある程度自分が占有できる場所があるのが一般的でした。
ですが近年ではフリーアドレスデスクなど、自分専用のデスクがないオフィスレイアウトが注目されています。
その日の気分で席が自由に選べ、一緒に働く人とも活発なコミュニケーションが期待できます。

その一方で、仕事に集中したい時に不便、機密情報が周りに見られやすいといった問題があります。
そこで、仕事に集中できる個室のような場所を設置する動きが出てきました。
これが「集中ブース」と呼ばれるものです。
個室のような環境を作ることで、周囲の視線を気にせず作業に没頭しやすくなります。

集中ブースの種類

では実際に集中ブースとはどのようなものかについて紹介しましょう。

パーテーションタイプ

デスクの周りをパーテーションなどで囲い周囲の視線を遮断するタイプの集中ブースです。
最近では集中ブース専用のスクリーンやパネルがあります。
入り口となる部分だけを開口部にし、3方を囲い込むことで周囲が気になりにくい空間が生まれます。
入り口を開口部にすることでオフィスと完全に遮断されないメリットがあります。

ボックスタイプ

イメージとしては1人カラオケボックスや電話ボックスを思い浮かべるとよいでしょう。
天井までしっかりとパーテーションで仕切り、完全にオフィス空間から独立するようなタイプの集中ブースです。
遮音性が高いパーテーションを使えば、機密性が高いWeb会議や通話も周囲を気にせずできます。

ファミレスタイプ

ファミリーレストランには、座席の背後に人の身長程度の衝立を設け半個室のようなテーブル席を設けているケースがあります。
ファミレスタイプはこのような形式での集中ブースです。
2人以上の共同作業を集中して取り組みたいといったニーズに応えられます。

ソファータイプ

ソファーの両サイドと背面を高くすることで、プライベートな空間が作れる集中ブースです。
簡単なサイドテーブルなどが付属するため、オフィスに設置するだけで集中ブースが作れます。
リラックスした雰囲気の集中ブースが欲しいといった要望に応えられます。

既存のデスクに設置するタイプ

集中ブースを設置する場所がない場合は、既存のデスクに設置するタイプが便利です。
デスクの上に囲いを設置することで、周囲からの視線が遮れます。
デスクに設置するタイプなら必要な時だけ設置することもできます。

集中ブースの効果とメリット

ニーズに合わせてさまざまな集中ブースがあります。
このように多様な集中ブースが生まれてきたのは、集中ブースがあることで得られるメリットが大きいためでしょう。
ここでは集中ブースを設置することで得られる効果やメリットを解説します。

集中したいことを周囲が分かる

集中ブースは周囲を気にせず没頭したい時に使用するものです。
つまり集中ブースを使用していることで、周囲にも何か集中して仕事する必要があるのだろうと認知されます。
利用者が集中できるよう、集中ブース使用中は極力声を掛けないなどルール作りが徹底されれば、効率的に仕事に取り組めます。

リラックスできる空間が得られる

見通しのよいオフィスはコミュニケーションが活発になる反面、常に人の視線を感じるなどストレスも感じやすい空間です。
集中ブースがあることで、一時的に視線から逃れリラックスできます。
仕事中といっても、ほっと一息つける時間があることは大切です。
リラックスできることで作業効率が高まる場合もあるでしょう。
落ち着いて仕事したい、機密情報を扱うため人に見られてはいけない仕事に取り組みたいといった場合に効果的です。

雑音がシャットアウトできる

ボックスタイプの集中ブースで、遮音性が高い空間であれば周りの雑音がシャットアウトできるため作業に集中できます。
また周囲が騒がしくWeb会議に支障をきたすといった場合でも、遮音性が高ければストレスなくWeb会議ができます。
機密情報を含む通話なども可能です。

集中ブース設置の注意点

集中ブースを設置する場合にはいくつか注意すべき点があります。

ルールを定める

集中ブース利用の際のルールをしっかりと定めておきましょう。
集中ブース使用中はなるべく話しかけないことや、集中ブースを占有しないことなどです。
誰もが気軽に集中ブースが使えるよう配慮する必要があるでしょう。

できるだけ静かなエリアに設置する

そもそも周囲の視線や音を遮断し集中するためのブースなので、オフィスの入り口近くや人通りが多い場所に設置するのは避けましょう。
オフィス内である程度空間が確保でき、静かなエリアに設置すると効果的に運用できます。

まとめ

作業に没頭したい、周囲から知られたくない通話がある、機密性が高い情報を取り扱いたいといった場合に集中ブースは便利です。
さまざまなタイプの集中ブースから、オフィスの状況に応じて選ぶとよいでしょう。
集中ブースは社員の生産性向上に役立つので、おすすめです。
当社では集中ブース設置を行っているので、ぜひご相談ください。

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